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・読後数分の読書報告
冬目景のストーリーテリングは、すごくレベルが高い。
美大出だからデッサンがどうの、絵に個性があってそれが話とリンクして、とか、
絵柄に全然関係のないところが、十分凄い。(冬目氏の絵もカラーも凄く好きだけど)
どうして違うグループの人間同士を、ああやって連結させられて、
その上できれいな配列のドラマを作れるんだろうか。
「羊のうた」では背徳の匂いを消さずに、片恋慕を全て完結させたし、
「イエスタデイをうたって」では、とことんギシギシした恋愛を綴っている。
劇中に出てくる「恐怖のバスケットケース」といい、「人並み以上」以上に
映画を観ていたり文章を読んでいたりはするんだろうな、と思うのだけれど。
しかしあの人、結構言語感覚も鋭い。胸打たれるセリフは多くはなくて、
むしろそういうのは視覚表現に霞んじゃっているんだけど、
語彙や表記の崩しに鋭さを感じる。ちゃんと発話者の心情を把握して、
その上で表記を決定しているなあと感心する。
- 2007/09/22(土) 21:58:39|
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