詩書き場において、太郎さんと共に《名曲》という言葉をやりとりしたが、いろいろな音楽を聴くにつれ、《What's the名曲》と思うほかない。
どれだけ世に知られていなくたって、羅針盤の曲は名曲の集まりだと思う。
『夢じゃない』もフィーチャーされるけど、『スカーレット』も名曲だ。
手垢はべったりついているけど、『少年時代』も『夢の中へ』も名曲だ。
マイブラの『You Made Me Realise』には飽きが来ない。
ある程度自分に響いたら名曲、というのではない。そういう安直なところには、名曲そのものも、名曲という埒も存在はしない。
もう何年も、そういう領分のことを暴こうとしている。難しいけれど、確かにあると思える。見えないし分からないけど、あることが分かるところのこと。
- 2009/06/28(日) 14:29:20|
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昨日、新大久保EARTHDOMで観たノイズバンド・想い出波止場のライブで、山本精一氏が連呼しておりました。
夕方ごろ、友人Mと、Mのサークルの友人・O氏と合流。ぼくは彼らが学祭でギャング・オブ・フォーを朝イチの枠で演奏したうえ、MCで女性器名称を連呼する様を撮影・編集しソフト化した過去があるため、実質的な初対面であるO氏との交流はとてもほがらかなものとなった。ちなみにMはそのパフォーマンスのとき、ボーカルにもかかわらずシンバルを一つあてがってもらい、スタンドを蹴り倒し踏みつけて破壊した。
押しとなった開場時間を待つあいだ、意外な集客・開場待ちの行列に驚きつつ、雑談。
M「山本が言ってた(ぼくとMは、去年連れ立って山本精一の講演を聴きに行った)アルゼンチンの
音響派は、いいよ」
シ「音響派って、ぜんぜん聴いたことない」
M「いや、あんまりインストインストしてなくてイイよ」
O「最近はアニソンを少々」
シ「ああ、アニソンって、たまにメチャクチャ歌メロがいいのとかあるよね」
M「あるねー、それはしょうがないね」
O「ブライガー分かる?」
シ「銀河旋風?」
O「そう! あれのOPがスゴイカッコイイ」
M「ユーミンのファースト買っちゃった」
シ「いいだろォ。全部いいだろ」
M「ありゃあ、いい」
シ「あのドラムってさ、陽水のバックとかやってる人なんだよね、確か」
M「あ、そうなの? 松本隆じゃなくて?」
シ「いや、鈴木さんと細野さんはいるけど、松本隆はやってないよ(仲良くなさそうだよね実は)」
O「皆、どういうタイミングで想い出聴くんだろう……出勤前とかに聴く気になるのかな」
M「俺は聴けるけどね」
という話をしているうち、入場。
三人が三人とも、山本精一のディスコグラフィには触れつつ、客層が全く予想できずにいた。しばらく入ってくる人たちを見ていると、その幅の広さにおどろく。
ある程度サブカル色が強いのは共通しているが、20〜50代の男女が満遍なく……。今まで体験したことのないカンジである。腰掛に座り裸足になって、ハードカバーの小説を読む人や、立ったまま『ユリイカ』を読む人もいた。ライブハウスの光景としては不自然だったが、不思議と納得できた。
O氏は岡村靖幸のライブを観に行ったとき、割と自分より上の年代のひとたちに囲まれたそうだが、ぼくも高三のときにアース・ウィンド・アンド・ファイヤーを観に行った際、似たような体験をした。
開場が押したこともあり、予定の時間が過ぎても始まる様子がない。ドリンクを受け取ると、また雑談。
シ「最近はジャムですね」
M「ザ?」
シ「ザ・ジャムですね」
M「ジャムっておしゃれっぽいよね、あのへんにしては」
シ「それは、クラッシュとかと比べてってこと?」
M「うん、なんていうか、おしゃれな感じがある」
なんてことをつらつらと話していたら、轟音でSEがかかり、ライブが始まった。
このSEが尋常ではない。ものすごい高音域のジャリジャリしたノイズが容赦のない音量で襲ってくる。シャレでなく、このレベルのノイズを一、二時間やられたら、聴力そのものはおろか可聴音域にまで影響する、とさえ思った。
肝心のライブだが、何があったのかよく覚えていない。とりあえずアルバム『金星』から『Go』をやったのは覚えているし、タイトルにあるフレーズを連呼されたのも覚えている。しかし具体的な記憶がぜんぜん蘇らない。全員が全員すさまじく上手く、激しく複雑なビートの上でこれまた激しく複雑なルートが絡み合っていたのは覚えているが、いやはや……。
何か初めて満足とか不満足から乖離したライブを観た気がする。MもO氏も似たようなことを言っていた。
山本精一の超フォークバンド・羅針盤のアルバムが復刻するそうなので、マンモスうれピーです。
- 2009/06/08(月) 17:31:06|
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某所でまとめた愛蔵マンガ一覧。
相原コージ 『コージ苑』全3版
青桐ナツ 『flat』1巻
秋里和国弐『TOMOI』
朝倉世界一『月は何でも知っているかも』
麻宮騎亜 『ガンヘッド』
浅野いにお『素晴らしい日々』全2巻
『ソラニン』全2巻
『虹が原 ホログラフ』
『ひかりのまち』
安達哲 『バカ姉弟』1〜4巻
『ホワイトアルバム』
新井英樹 『あまなつ』
『ザ・ワールド・イズ・マイン』全14巻
『キーチ!!』全9巻
荒木飛呂彦『死刑執行中脱獄進行中』
安野モヨコ 『カメレオン・アーミー』
『監督不行届』
『脂肪と言う名の服を着て』
『花とみつばち』全7巻
いくえみ綾 『POPS』全4巻
池沢理美 『憑いてますか』全8巻
石黒正数 『それでも町は廻っている』1〜5巻
『探偵奇譚』
『ネムルバカ』
『PRESENT FOR ME』
一色登希彦 『モーティヴ』1巻
一色伸幸・おかざき真理『彼女が死んじゃった』1,2巻
入江亜季 『群青学舎』全4巻
稲垣理一郎・村田雄介『アイシールド21』1〜22巻
井上三太 『TOKYOTRIBE2』1〜9巻
井上雄彦 『リアル』1,2巻
伊藤誠 『兎 -野性の闘牌』1〜9巻
『舞弥』全3巻
岩明均 『七夕の国』全4巻
『ヘウレーカ』
『骨の音』
『雪の峠・剣の舞』
うすた京介 『ピューと吹く! ジャガー』1〜10巻
内田春菊 『私たちは繁殖している』1〜4巻
羽海野チカ『3月のライオン』1,2巻
浦沢直樹 『MONSTER』全18巻
衛藤ヒロユキ『魔法陣グルグル』1〜13巻
榎本俊二 『GOLDEN LUCKY』中巻
遠藤達哉 『四方遊戯』
『TISTA』全2巻
大川七瀬(CLAMP)・岡崎武士『恋』
大島弓子 『バナナブレッドのプディング』
『綿の国星』全4巻
太田垣康男『MOONLIGHT MILE』1〜14巻
大塚英志・田島昭宇『多重人格探偵サイコ』1〜11巻
大友克弘 『さよならにっぽん』
『ハイウェイスター』
おおひなたごう『おやつ』1巻
『フェイスガード虜』1巻
岡崎京子 『愛の生活』
『エンド・オブ・ザ・ワールド』
『くちびるから散弾銃』全2巻
『退屈が大好き』
『チワワちゃん』
『テイク・イット・イージー』
『東京ガールズブラボー』上・下巻
『pink』
『ヘルター・スケルター』
『ROCK』
『リバーズ・エッジ』
おかざき真理『セックスのあと男の子の汗はハチミツのにおいがする』
『バスルーム寓話』
奥浩哉 『GANTZ』1〜8巻
尾玉なみえ『アイドル地獄変』
『スパル・たかし』
乙一・山本小鉄子『死にぞこないの青』
オノ・ナツメ『ラ・クインタ・カーメラ』
『Danza』
片山まさゆき『打姫オバカミーコ』1,2巻
『ぎゅわんぶらあ自己中心派』1,4,7巻
『ノーマーク爆牌党』全9巻
『牌賊! オカルティ』1〜3巻
『理想雀士ドトッパー』全2巻
川原泉 『甲子園の空に笑え!』
『空の食欲魔人』
『バビロンまで何マイル?』
『フロイト1/2』
『笑う大天使』全2巻
喜多尚江 『空の帝国』全7巻
北道正幸 『プーねこ』1,2巻
鬼頭莫宏 『ヴァンデミエールの翼』全2巻
久住昌之・谷口ジロー『孤独のグルメ』
熊倉祐一 『王ドロボウJING』全7巻
『KING OF BANDIT JING』1巻
くらもちふさこ『アンコールは3回』全2巻
『いつもポケットにショパン』全3巻
『いろはにこんぺいと』
『Kiss+πr2(キスプラスパイアールじじょう)』
『千花ちゃんちはふつう』
『百年の恋も冷めてしまう』
黒田硫黄 『茄子』全3巻
講談社 『猫本』1巻
こなみかなた『チーズスイートホーム』1巻
こなみ詔子 『コインロッカーのネジ』全5巻
斉藤倫 『世界はみんなボクの為』全7巻
さくらももこ『ちびまる子ちゃん』全14巻
『ちびまる子ちゃん 大野君と杉山君』
『ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌』
佐々木倫子『おたんこナース』全6巻
『動物のお医者さん』全8巻
『月館の殺人』上・下巻
『HEAVEN?』全6巻
佐々木恵 『Short.Short.Show.. BLUE』
『Short.Short.Show.. RED』
沙村弘明 『ブラッドハーレーの馬車』
施川ユウキ『がんばれ! 酢めし疑獄』1〜4巻
『サナギさん』1,2巻
篠原千恵 『海の闇 月の影』全18巻
『凍った夏の日』
『そして5回の鈴が鳴る』
篠房六郎 『空談師』全3巻
『短編集 こども生物兵器』
島本和彦 『初期短編集 ザ・島本』
志村貴子 『ラヴ・バズ』全3巻
しりあがり寿『ヒゲのOL薮内笹子』
鈴木央 『ライジング・インパクト』全17巻
須藤真澄 『アクアリウム』
『ゆず』
せきやてつじ『バンビーノ!』1〜4巻
曽田正人 『昴』全11巻
『曽田正人作品集』
たかしげ宙・皆川亮二『SPRIGGAN』全11巻
『KYO』
高尾滋 『ディア マイン』全2巻
『スロップマンションにお帰り』
高橋しん 『最終兵器彼女』全7巻
高橋ツトム『ALIVE』
『地雷震』全19巻
『スカイハイ』全2巻
『ブルー・ヘヴン』全3巻
高橋葉介 『真琴グッドバイ』
竹宮惠子 『>5:00PMREVOLUTION(アフターファイブレボリューション)』全5巻
『地球へ…』全3巻
『姫くずし』
田島昭宇 『BROTHERS』全3巻
『魍魎戦記MADARA』1〜7巻
田村由美 『きねづかん』
『天使かもしれない』
『巴がゆく!』全5巻
『BASARA』全27巻
『女神が落ちた日』
手塚治虫 『火の鳥』1〜4,6巻
『どろろ』全3巻
『MW』全3巻
『ユフラテの樹』
筒井哲也 『マンホール』全3巻
紡木たく 『小さな祈り』
冬目景 『羊のうた』全7巻
『ZERO』
『ぼくらの変拍子』
『イエスタデイをうたって』1〜5巻
冨樫義博 『レベルE』全3巻
豊田徹也 『アンダーカレント』
とよ田みのる『FLIP-FLAP』
『ラブロマ』全5巻
中村明日美子『同級生』
那須雪絵 『ここはグリーン・ウッド』全6巻
魚喃キリコ 『Water.』
『ストロベリー・ショートケイクス』
『Blue』
西島大介 『凹村戦争』
弐瓶勉 『BLAME!』全10巻
『NOiSE』
猫十字社 『小さなお茶会』全2巻
日本橋ヨヲコ『G戦場ヘヴンズドア』全3巻
萩尾望都 『イグアナの娘』
『半神』
『ポーの一族』全3巻
『マージナル』全5巻
柊あおい 『星の瞳のシルエット』全10巻
HERO 『堀さんと宮村くん』1巻
ひぐちアサ『おおきく振りかぶって』1〜11巻
日渡早紀 『ぼくの地球を守って』全21巻
藤崎竜 『サクラテツ対話篇』上・下巻
古谷実 『ヒミズ』全4巻
増田こうすけ『ギャグマンガ日和』1,2巻
松苗あけみ『お友達で行こう!』全4巻
松本以蔵・たなか亜希夫『軍鶏』1〜23巻
松本大洋 『青い春』
『鉄コン筋クリート』全3巻
松本充代 『私に足りないもの』
皆川亮二・七月鏡一『ARMS』全22巻
南Q太 『ゆらゆら』
三原ミツカズ『死化粧師』
宮原るり 『となりのネネコさん』1,2巻
望月花梨 『純粋培養閲覧図』
『欲望バス』
望月峯太郎『万祝』1〜7巻
矢沢あい 『天使なんかじゃない』全8巻
安永知澄 『あのころ、白く溶けてく』
『やさしいからだ』全3巻
『わたしたちの好きなもの』
矢作俊彦・大友克弘『気分はもう戦争』
山岸凉子 『パイド・パイパー』
『日出処の天子』全7巻
『黒鳥-ブラック・スワン-』
山下和美 『不思議な少年』1巻
山田南平 『オトナになる方法』全10巻
山本直樹 『ありがとう』全4巻
『BLUE』
『君といつまでも』
吉田秋生 『イヴの眠り』全5巻
『海街Diary』1巻
『カリフォルニア物語』全4巻
『河よりも長くゆるやかに』全2巻
『吉祥天女』全2巻
『きつねのよめいり』
『櫻の園』
『十三夜荘奇談』
『BANANA FISH』全19巻
『YASHA』全12巻
『夢みる頃をすぎても』
『ラヴァーズ・キス』
よしながふみ『愛がなくても喰ってゆけます。』
『きのう何食べた?』1,2巻
『西洋骨董洋菓子店』全4巻
『フラワー・オブ・ライフ』全4巻
吉野朔実 『エキセントリクス』全2巻
『記憶の技法』
『月下の一群』全2巻
『ジュリエットの卵』全3巻
『少年は荒野を目指す』全6巻
『瞳子』
よしもとよしとも『青い車』
『GRATEST HITS +3』
羅川真理茂 『ニューヨーク・ニューヨーク』全4巻
わかつきめぐみ『月は東に日は西に』
- 2009/05/30(土) 16:06:24|
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書くべきネタがないわけじゃないんですが、往復書簡、みたいなことがやりたいです。
音楽とか映画とか小説とかマンガとかゲームとか、本当に何でもいいです。そんなにハッキリした話題でなくてもいいぐらいです。『金とは』とか、『自動販売機とは』とか、何でもいいです。ぼくと文章をやり取りしてみたい、そうしながら対象への理解を深めたりしたい、という方、いらっしゃいましたらページ右下のアドレスに「ホニャララについて話したいのだが……」とメールをば下さい。
ただし、そのやり取りはこちらのブログで記事にしますので、その点に関してはご了承ください。
古くからお越しくださってる方は「同じ常連のあの人を差し置いて……」とか思わずに、
最近になってお見えになった方は「常連を差し置いて……」とか思わずに、ぜひふるってご応募をどうぞ。
- 2009/05/27(水) 15:27:58|
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キヨシローが身罷ってしまった。
ロックと文化とを結びつけて、知識を増やして視線を屈折させたぼくが、何の臆面も無く《ロッカー》と称賛できた数少ない人物、妙なる魅力を誇ったロック・ミュージシャンだった。
彼のような詩をいつか書けるようになろう。ユーモアや皮肉を無尽蔵に含んで、明るくポップなのに、切なさも哀しさも内包しているあんな詩。
古い音楽が好きだと、きっとこれから同じ哀しみを何度も味わうことになる。
今『トランジスタ・ラジオ』を聴いたら泣いてしまうだろうから、聴かない。泣こうとして聴くようでイヤだ。
今は必死にスピッツを聴いている。『プール』には、こみ上げるものを感じる。
- 2009/05/03(日) 01:58:55|
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